コサカダイキ個展「lo-fi」

サブスクで選択肢が溢れ、生成AIが表現を模倣する時代。
そんな便利さの先にある「選ぶ」「選ばれる」という行為を見つめ直し、コサカダイキは「lo-fi」を掲げ「人間とは何か」「表現とは何か」を自分の奥底にある光を描き表現する。

2025年12月4日(木) − 12月14日(日)11:00 − 17:00
※休廊日:8日(月)・9日(火)・10日(水)
ギャラリー・ナカノ(山口市中央1丁目5-14)

「lo-fi(ローファイ)」とは、本来音楽用語として“低解像度・ノイズ・不完全さ”を肯定する言葉です。
私はそんな時代に、アナログの透明水彩やアクリルで絵を描き続けています。もちろん「人間が描いている」という事実だけを価値として訴えたいわけではありません。車やバイク、日常の風景、私が描きたいと思わされるのは常に光が当たっているものでした。
完璧な情報も、効率化された表現も素晴らしい。しかし、それでも「人間が選ぶこと」「人間が描くこと」にしか宿らないものがあると私は信じています。大きな抽象表現をせずとも、「誰もが見ているはずの景色」を、人間である作家がどのように掬い取り、絵へと昇華しているのかをご覧いただければと思います。

AI、効率化と自動化では捉えられない、“人間ならではの揺らぎと視点”。それを私は光で表現する。

展示予定作品

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